新潮社
グループ:Book
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価格:¥ 860
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発売日:2004-08
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カスタマーレビュー ![]()
すりと占い師
(2008-08-03)
ページ数は多かったが、テンポもよくとても読みやすかったので最後まで一気に読めた。すり、占い師の2つの観点からストーリが展開されていき、途中から二人のストーリが交錯するのが分かってくるのだが、それでも先の展開が想像できず最後まで楽しめた。すりと占い師、二人とも自分の仕事に誇りをもっており、プロ意識が感じられるところもよかった。
スリの世界・・・
(2008-03-17)
スリで捕まり出所したばかりの主人公:辻牧夫は帰りの電車のなかで,連れの財布をすられるのを目撃する。その相手はまだ年端のいかない少年少女の見事な連携によるスリであった。しかし,それを見抜いた牧夫は一人の少年を追いかけるなかで利き腕に怪我を負ってしまう・・・
スリを主題に,そのスリをすべく神様から与えられた右腕を持つ青年の物語である。自分の知らないスリの世界を少しかいま見たような気がする・・・と思えるくらい,「スリ師」の心や技などを巧みに描いているように思えてしまう。大変読みやすかった同作家の『一瞬の風になれ』同様に,読みやすい本であるが,この本の方が犯罪を主題においている分だけ重たいような気がするが,たいへん面白い本ではあった。
スリの技術に感嘆した
(2007-12-29)
スリというのは犯罪で決して褒められた行為ではないが、この作品に出てくるスリ師をみていると神業的でまるで職人かと思ってしまった。
辻が追っているスリの少年達とマルチェラの顧客の少女永井が、同一人物ではあるのがすぐによめてしまったのが少し残念。 マッキーと咲の行く末が気になります。
人の欲望を満たしてくれる作品かも。
(2007-11-12)
この人の本には、
だいぶやられまくってますね。
作品紹介で、
好みじゃなさそうだったんで、避けてたんですが、
何故か急に読みたくなって、
買いました。
異端者の文学。
そう呼んでもいいかな。
スリの青年を主人公に、
決して許されない犯罪者の、
非常識な美学。
彼の同居人となった男も、
占い師を生業とした、
女の姿をした男。
この男もまた、異端者だろう。
にもかかわらず、
この異端者たちを取り巻く人物たちに、
惹かれていく。
後から後から出てくる、
いかがわしい人々。
ラストでは、
さらなる“悪意に満ちた”異端者である敵の少年に、
何故か惹かれていく主人公。
非道徳的な小説ともいえますが、
ものすごく魅力的。
人はだれも、
自分にできないことをできる人にあこがれる。
例えそれが、“正しくなくても”、
なんだかうらやましかったりする。
悪ぶったり、
何か悪いことを自慢したり、
だれもが通る道。
人の異端にあこがれる欲望を満たしてくれる作品。
どうしても
(2007-10-18)
この作者の作品は好きだ。
でも、この本だけはやっぱり、いやだ。
どうしたって、スリは許せない。
そんな奴を主人公にされても、拒絶反応しかおきない。
主人公を好きになれなかったので、この本はどうしても、いいと思えない。




