新潮社
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ランキング:2099
価格:¥ 460
発売日:1994-03
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カスタマーレビュー ![]()
ラゴスの旅は続く・・・
(2008-10-30)
大崎梢の「平台がおまちかね」で、「出版社営業マンが選ぶ10冊の文庫」に入っていたので久しぶりに手にした筒井康隆。
筒井康隆は昔、何冊も読んでいたが、こんな作風があったとは。
前半、時間の関係で途切れ途切れに読んだせいで、若干入り込めなかった。後半は一気読みしたので、ぐんぐん引き込まれた。ううむ、最初から腰を据えて読むべきだった。
ここでの皆さんのレビューを読んで大後悔。
次回は初めから一気読みしようと思う。
SFの要素をふんだんにちりばめつつ、壮大なファンタジーと、そして旅とは何か、人生とは何かを考えさせられる作品だった。
知性にあふれ、モラルもあり、醜い欲も無く、
いつも旅を求めて遠くを見ている、かっこよすぎるぞ、ラゴス。
きっとラゴスは今も終わり無き旅を続けているのだろう。
後味さわやか
(2008-10-24)
とてもきれいなお話。1年に1回は読みたくなります。読み終わった後、さわやかな気分になりたい人にお勧め。
正統派SFファンタジーの傑作
(2008-09-03)
一人の男の壮大な旅を描いた物語。
あるいは題名に則せば、旅をするラゴスを描いた作品と言ったほうが適切かもしれません。
世界観、人物、展開どれをとっても秀逸で、ラゴスの生き様に瞬く間に引き込まれていきました。
読後に「読んでよかったなぁ」と思える数少ない作品の一つです。
SF的な設定は簡潔であるため、SFに抵抗がある方や、SF初心者の方にもおすすめできる作品です。
「アルケミスト」より優れた名作だと思う
(2008-07-02)
世界1000万部の大ベストセラーといわれるパウロ・コエーリョの『アルケミスト』と似たような不思議な雰囲気を漂わせた名作。
どちらも主人公が愛する人を心残りに思いながらも旅をし続けて歳を重ねていくという点で非常に似通っているのだが、
『アルケミスト』がやや宗教的というかスピリチュアル的な要素が強いためやや説教じみた部分を感じるのに対して
『旅のラゴス』はややSF的であるが癖がなく読みやすい。
そして人生についてより深く考えさせられるのも『旅のラゴス』の方である。
ただ、もしご興味があれば『アルケミスト』と読み比べてみると面白いと思う。
日本語で書かれたことが奇跡とも言える傑作
(2008-05-08)
「人生そのものが旅である」と書かれた文章に触れたりする事がある。
非常に漠然と抽象的なコピーだからいまいちイメージがつきにくい。
まだ年端も行かない子供に、若者に、そしてある程度人生を送ってきた年配者に、
具体的に人生とはどういったものかというヒントを与えてくれる1冊
と言っても良いのが本作である。
この作品を読了した最初の感想は「この作品が日本人作家によって
日本語で書かれたこと自体が奇跡である。」というものであった。
本作の性質から言って筒井の数多ある作品の中でも異彩を放っている点
については異論を挟まないであろう。
本作はSFファンタジーの世界を舞台にしているが
ようは一人の男の青年時代から老年時代までの時間を
それぞれ印象に残るエピソードを交えながら
淡々と冷静に書き連ねていく人生物語である。
頻繁ではないかもしれない。
しかし年に一度は手にとって読みたくなるような1冊。
「傑作」と言う意味を知りたければ本作を読めば分かるであろう。




