新潮社
グループ:Book
ランキング:1470
価格:¥ 780
ポイント:7 pt
発売日:2005-02-28
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カスタマーレビュー ![]()
預言って?
(2008-02-28)
カーネルって誰。
石ってなに。。。
読まなきゃよかった、正直にそう思う。
ものすごく読みにくかった。
現実を非現実の世界が全く融合している気がしない。
納得いきません。
楽しめる
(2008-02-21)
実態や真意を汲み取ろうとすることは非常に困難だった。合点のいかないことや説明のつかないことがあまりにも多すぎるからだ。でもこの本を読むに当たって、そんなことに力を注ぐことはあまり意味を持たないのかもしれない。メッセージ性より世界観。奇抜な登場人物や出来事が織り成す不条理な世界にグイグイ引き込まれます。とても美しくソフトで平易な文体・文章で不可解な出来事も当たり前に受け入れることができるので、みるみる非現実的な浮遊状態の世界にのめりこんでしまう。
同著者の作品ではダンス・ダンス・ダンスの世界観、ノルウェイの森の主人公の方が好み。
気になる
(2008-02-03)
面白い本か?と聞かれれば、面白い本と答えられます。
でも、もう一度読みますか?と聞かれると、答えに窮します。
この作家の本を読んでみたいと思っている「春樹入門者」
の人には「世界の終わりと〜」とあわせておすすめの本です。
平易で、読みやすい文章なので、長さの割には楽に読めます。
感想は、人それぞれ。
深読みするも良し、ただ漫然と浸るように読むも良し。
星二つ分減らしたのは次の二点が自分の好みに合わなかったから。
●80年代から一貫して変わらないきざっぽい台詞回しは、
ちょっと、違和感を感じがします。
●必然性の薄い、サイドストーリーは、ただただ冗長な
感じがします。
オイディプス・対幻想・アジャセ・メフィスト・サカキバラ
(2008-01-31)
村上春樹はコリン・ウィルソンのいう典型的な「説明者」だと思う。社会や人間心理を克明に描く「記述者」ではなく、世界構造を形而上的に描こうとしている。
手法はドッペルゲンガー、バイロケーション、能動的想像、シンクロニシティー、影など、ユング心理学やオカルトの概念を多用するもの。ユング説を信奉しているのかどうかはわからぬが、「説明」するための道具として常に使っている。
母(サエキ)が息子カフカを捨てたのは1、母子一体化の理想郷の喪失への恐怖。2、世界など初めから「無」の方がいいというメフィストフェレスのような思想。そして特に3、「この子は長じて父を殺し母と姉を犯す。」と彼女が確信したからではないか。これは自己の愛を拒絶され続けた父の怨恨と嫉妬から来る呪いの予言を浴びせられたのかも知れぬが、それ以上に15歳の時に彼女が犯した禁忌への恐れに由来するものが大きい。禁忌とはフロイトのいう一次ナルシズム(男女一体の無性的な理想郷)に時間を留め、国家間、男女間の争いに満ちた人類史と絶縁しようとしたことだろう。その報いは恋人の死と、自己の不死(三島由紀夫のように世界を全面否定しながら生きながらえること)、そして最後に息子(の魂)に輪廻転生的な恋人の面影を発見したことではないか。
「共同幻想論」「精神現象学」ジャック・リュフィエの「性と死」などを読み直してから本書を再読してみたい。(神戸事件の衝撃も作者の制作動機の一つかも知れぬ。)
生と死とその中間
(2008-01-15)
まさにメタフォリカルな不思議世界が錯綜します。
結局よく解らない部分が多いですが魅力的な登場人物と筆致の軽妙さで一気に読める面白い作品です。
個人的には、生でも死でもない中間世界が精神世界に(もしかしてそれを超えて)存在するという印象が強く残りました。
著者の意図を含まない確信犯的空白が随所に感じられ、そこに映るのはまさに読者自身なのでしょう。
再読時にはまた違う感想を持つと思います。




