集英社
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カスタマーレビュー ![]()
諜報活動って…
(2007-02-19)
資料的に興味深い部分もあるが、要するに「英雄」たちの自慢話集である。
米国とユダヤの緊密ぶりは今や、世間でも自明のことであるが、落合はユダヤの手先なのか、という感のぬぐえぬ持ち上げぶり。ちょっと一面的に過ぎる。
アラファトは確かにしょうもないおっさんだったかもしれないが、ホロコーストを体験したユダヤが、パレスチナに長きに渡って行ってることはどうなのだろう。
アイヒマン確保の件など、確かに、わくわくさせる場面も散見されるが、
美女を送り込んでパイロットごとミラージュを奪った作戦のごときは「それってただの泥棒なんじゃ…」としばし唖然。オペレーションとかいくらかっこよく言ってみたところでなあ。
どこの国でも、似たりよったりだけど。
熱く「国家のため」「正義のため」を語れば語るほどに、気持ちが冷えた。
まあ、考えさせられますよ、色々と。
落合信彦の真骨頂
(2007-01-02)
高校のころ、同級生に落合信彦をすすめられた。
最初は「2039年の真実」だった。それから、熱中して何冊も読んだ。(ついでに、同時期に同グループで「中国の旅」もはやっていた)
落合信彦を読むのが、ちょっとしたはやりだった。
小説に走ったり、CMに出てからは、すっかりイロモノ扱いされてしまったが、最初のころは、まじめなジャーナリスト、であったのだと思う。少なくとも高校生を本気にさせる力はあった。
この「モサド」は落合の真骨頂であると思う。日本人ジャーナリストの他の誰もが手をつけない、つけられないところまで易々と入り込み、いきなり「外国人ジャーナリスト並み」の力を示したのだ。この功績は、イロモノと化した今でも色あせていないと思う。
「モサドが命を惜しまないのは、仲間が必ず死体を引き取ってくれると信じているからだ」なんてセリフは、高校生をしびれさせた。絞首刑の写真まで載っているし。
結果的にモサド礼賛の大宣伝になったわけだが、アラブ側の視点でも書かないと、当然ジャーナリストとしての姿勢に疑問符はつく。
アメリカとイスラエルにやたらにコネがあるらしい落合信彦。…さて、彼の正体は本当はなんだったのだろう。チンピラジャーナリストか、真実を追い求める一匹狼か、はたまたCIAか。高校生の時はいざ知らず、そのくらいの頭は回るようになった、このごろだ。
ミュンヘンオリンピック
(2006-01-29)
ミュンヘンオリンピックの映画が近々、公開されるようだ。
以前からこの小説を読んでいたので、是非見たいと思う。
日本では考えられないことだが、今でもモサドは存在し、その活動をやっているという事実はすごい。
復讐の応酬がずっと続くのであろう。
わが国の問題として
(2005-10-15)
これを読んで思うことは、もちろんイスラエルの国家存続への執念と、そのために果たしたモサドの役割の大きさを実感することなのだが、では今の日本はどうなってるの? ということではないか。
日本にもこれに相当する機関がないわけではない(内閣調査室)。そしてそれなりに活動しているという噂も聞くのだが、果たして有効に機能しているのだろうか、という感を抱いているのはわたくしだけではあるまい。むしろ、今はその諜報が国内に向かっていて、辻本清美、鈴木宗男、そして橋本龍太郎といった「都合の悪い人物」を失脚させるために誰か(書かなくてもお分かりだろう)が独占的に使っている、という印象を抱かざるを得ない。
著者も言っている通り、問題なのは情報の質だけではなく、それを有効に利用するための政治決定なのだ。残念ながら、今のわが国では、諜報(というか、情報収集一般)に対する認識と、それを利用する頭脳と、両方が欠けていることは否定できないだろう。
「人の振り見て我が振り直せ」ではないが、単にイスラエルを描いた本として読むだけでは著者の意図にも外れることになりはしないだろうか。
だからモサドは強いのか!
(2005-08-18)
どのページを読んでも楽しめます。
その中でも、冒頭の名長官イサー・ハレルとのインタビューがが
秀逸です。憶測やら、誇張がなさそうな「リアル」なモサドを見せられているようで、、イチオシ。




