集英社
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カスタマーレビュー ![]()
貴族の世界
(2006-01-03)
美しいドレスに豪華な食事。不自由の無い暮らしかと思いきや、貴族にも孤独や悲しみはあって、人間関係の複雑さはオブラートに包まれていて...
恋とは?結婚とは?
ふと考えさせられる作品です。
なつかしい思い出
(2005-06-24)
小学生の頃読んではまってしまった作品です。ちなみに小生、男性ですが、小学生の自
分にとって、本屋にいってこれを買うのはとても恥ずかしかった。エッチな本買うより
恥ずかしかった。朝早く、誰にも見つからないように自分の家から遠く離れた本屋にい
って買ってきました。しかもレジで支払いする際、自分が買うんじゃなくて妹が欲しい
って言ってたんだよね〜という小芝居をしながらでした(苦笑)。また、親に見つから
ないようにベッドの下に隠した一番最初の本でもあるのですよ。その頃の自分(と周囲)
は、男は女の漫画なんて読まないものという感じだったので、このことはずっと周囲に
は隠していたんですよね。今となっては笑える思い出ですけど、そのときは本当にまじ
めに隠し続けてました。
で、肝心の作品ですが、今読むと(小学生のときにもいくらか思いましたが)いろいろ
アラや雑なところが目立ちます。絵のうまさや完成度という点では、当然のことながら
「オルフェウスの窓」に劣ります。ストーリー展開も実は結構強引なところがあります
し、登場人物のキャラクターの掘り下げも今ひとつ浅く、単純にさえ思えます。
ただ、この作品は、これらの欠点をもちながらも間違いなく読む人を魅了する力をもった
作品です。粗い点はこの作品において欠点とはなっていないようです。ストーリーがよい
のか、構図や設定がよいのか、少なくとも言えることは池田理代子氏のエネルギーや気迫、
勢いといったものが、一番強烈に感じらる作品だということでしょうか。
池田理代子氏の主著は、完成度や分量という点から言っても「オルフェウスの窓」だと
思いますが、一番影響を与えているもの、最も人を惹きつける魅力をもったもの、今後
も間違いなく残ると思われるものはこの作品でしょう。
深い衝撃
(2005-06-14)
私はベルばら世代の人間ではないが、『ベルサイユのばら』という少女漫画が世間に君臨した時代があったことに強く納得した。今、日本の漫画は世界に認められ、様々な雑誌がひっきりなしに特集に取り上げるほど面白い時代になってきているというが、もっと昔にも日本の漫画が面白かった時代があったのだなと改めて認識して、とてもとても嬉しくなった。
ベルばらの絵柄は、今の子供たちが言うような「むかしの少女漫画」そのものだが、その迫力がものすごいのある。リリカルなモノローグ、強い瞳が訴える情熱、そのすべてに圧倒されずにはいられない。そして何より、ルイ16世とマリー・アントワネットの時代・・・フランス革命の時代を、作者は緻密に描ききっている。ただの悪役になりかねないマリー・アントワネットを愛欲を持った一人間として描く事で、物語の深みを増している。そして貴族の地位を捨てフランスの新しい時代のために戦い、死んでいったオスカル・・・。この時代が、そして人々が命をかけて手に入れようとしたものは、現代へも何かを訴えるインパクトを持って私たちに迫ってくる。
何より、この物語全体に渦巻く深い愛情に感動した。
一瞬の生を悔いなく
(2002-02-20)
重税・貧困にあえいでいたフランス民衆がついに立ち上がった。出動の命を受けたオスカルは、ついにある決心をする。・・・
ある者は革命に命を注ぎ、またある者は革命に倒れた。作品では波乱に満ちた登場人物たちの生きざまを烈しくドラマティックに描いている。詩情にあふれたモノローグには、運命の歯車の非情と慈愛の両面を感じさせる。いつの時代にも語り継がれていってほしい、まさに漫画の金字塔「ベルばら」である。
巻末にはスリルあふれる番外編もあるので、こちらも楽しんで欲しい。




