集英社
グループ:Book
ランキング:210260
価格:¥ 630
発売日:2004-02
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カスタマーレビュー ![]()
桜の育て方は、人の育て方につながります
(2008-10-04)
桜が大好きですので、桜にまつわる本には常に関心を持っていますし、見つければたいてい購入するような桜好きです。それゆえ、大好きで敬愛する桜守の佐野藤右衛門さんの本ですから、読みました。
藤右衛門さんの人生哲学とも言えるような含蓄のある言葉がならんだ「桜」にまつわるお話でした。
「桜」の育て方なのですが、人間に置き換えて聞いてもなるほどと思われる実体験に裏付けられた教訓が詰まっています。多くの人が読まれても納得できる内容でしょう。藤右衛門さんの語りを小田豊二氏が聞き書きしたスタイルで活字になっています。そのため京都弁の柔らかさも感じられるようになっていますから、硬い感じは全くうけません。
藤右衛門さんの語りの一例をほんの少し引用させていただきます。「桜は毎年見るのではなく、毎日見る」の項で「いや、植物に対する人間の無関心も困るけどやな、過保護もまた困るんや」「桜は、基本的に自立しとると思った方がよろし。」と。
まさしく、サブタイトルにあるように、「花見の作法」から「木のこころ」までは人のことを言っているようで、藤右衛門さんのお話が多くの人から関心を集めるのもよく分かります。
瀬戸内寂聴による序文「陽気な桜守」には、藤右衛門さんと付き合いにも触れられていますし、安達瞳子との対談「桜に魅せられし人生」には先代と藤右衛門さんとの性格の違いにも触れられていて興味深いものがありました。




