集英社
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カスタマーレビュー ![]()
文明の衝突・日本版
(2008-07-25)
文明の衝突の日本言及版とでも言えばいいのでしょうか?
文明的に国外に共通の文明がない孤立した日本はどのように生き残っていけば良いのだろう。
中国にすりよるか、アメリカに忠実について行き続けるか。
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「15〜24才の若年人口が全人口の20%を越える社会は不安定になり、暴力や紛争がエスカレートする」というのは初めて聞いたがほんとうなのだろうか。
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という説があるのは初めて知りました。
この本が書かれた2000年頃、イスラム世界のほとんどの国では若者世代が20パーセントを超えていたらしいと言うのも興味深い。。。
寛容が必要・・・
(2007-05-22)
僕は彼の立場をはっきりいって評価しない。
その論理の飛躍もさることながら、どうも現在の「文明の衝突」の構造が作られたのもである気がしてならないからだ。
加藤周一もいっていたが、対立よりも寛容が必要とされる時代がこれからの時代であると思う。
「文明」という境界線の政治
(2007-02-26)
前半に1998年と1999年の講演・論文を収録し、後半は有名な『文明の衝突』の抜粋を収めるという構成になっている。後半の抜粋は要領よくまとめられているように思うので、これを読めばハンチントンの「文明の衝突」理論の内容はおおむね理解できるだろう。前半の二本の文章は論旨的に重複する部分が多いのがやや気になるが、「文明の衝突」理論から当時の世界を分析するとどうなるかという問題を把握するにあたっては有益である。
さて、「文明の衝突」理論であるが、杉田敦的に言うところの「境界線の政治」の典型として理解できるだろう。ハンチントンが引く「文明」の境界線にツッコミどころが満載なのは当たり前の話であって、それは実体的なものではまったくない。ここで読み取るべきなのは、それが現実を反映しているか否かではなく、世界をこのように見て取ったハンチントンの世界観であり、恣意的に引かれたその境界線を実効的なものにしようとするハンチントン自身の意思である。この理論の提唱自体が、文明の境界線を実効化しようとする営みそのものなのである。
したがって、この理論にツッコミを入れて葬り去ることはそれほど難しいことではない。それは、ハンチントンの線引きにこちらが同意しなければいいだけのことだからだ。しかし、では世界にどのような境界線を引き、いかなる世界観を有するのか、今度はこちらに問われる番が巡ってくる。私たちは、境界線の政治をいくら否定したところで、それから逃れることはできないという宿命のもとにあるのだ。
ちなみに、巻末の解題は、それを書いている解説者の世界観や秘められたコンプレックスを読み取るのに格好の素材となっている。そちらはまたそれとして興味深い。
「文明の衝突」抜粋版
(2006-12-23)
「文明の衝突」の抜粋版でかつ図表が多用されているので原著より読みやすくなっている。まず題名が「文明の衝突」となっている所が著者の先見性である。ベルリンの壁が壊され、冷戦が終った際、これで世界もより平和になると考えた人は多いだろう。
しかし、ユーゴ分裂・内戦に始まり、コソボ、東ティモール、アフガニスタン、ニューヨークのテロ、イラクと紛争地域は増えるばかりだ。だが、ユーゴ等は著者が言う文明とは違う次元の民族間の対立である。キリスト教文明vsイスラム教文明と言った次元の争いではない。コソボもそうだ。著者が1993年に予想した以上に世界情勢は混沌としてしまっているのである。著者が「アメリカは世界の警察官を止めるべき」と言っているのは正解だろう。
翻って日本はどうだろう。「その時の一番強い国に付いて行く」日本。日本独自の道を進む時が来るのだろうか ?
つっこみどころ満載。
(2006-09-06)
文明圏の区別に疑問を感じた。
中華文化圏を中国文化圏とし、キリスト文明圏とせず西欧文明圏としている点。
まず、中国文化圏を中華にすると日本が歴史的に影響下にあったことを示すことにもなるが、これを中国としてしまうことで現代の中華人民共和国を示すことになり、中華と中国を別物扱いにすることで日本と中国を分離するこを可能にしている。
また西欧にも様々な宗教の違いや文化の違いもあるのに、西欧とすることでカソリックとプロテスタントの違いを無視できるし、北欧の独自神話を持つ国やケルトなども西欧として単一に含めてしまうことができる。巧みである。西欧にも多様性があるのに単一にしてしまうのなら、日本と中国や仏教文明圏もアジア文明圏と称してかまわないのではないだろうかと思ってしまった。
何故アジアだけ細かく区別しているのか理解できない。
解説に「これほどの権威が・・・」とあるが、根拠に権威主義を持ち出すことに疑問を感じた。権威のある人の言っていることは全て正しいわけではない。これでは科学的思考ではなく、信仰である。
作者はやたらに日本の孤立を強調しているが、作者がこの本で何を言いたかったのかは理解できなかったが、解説を読んでわかった思いがした。
かつてのように、日本はむやみやたらと近隣諸国の言いなりになる必要はないと思う。
しかしだからといって別の国の言いなりになるのであれば、単に国を変更しただけで結局は言いなり国家である。




