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多機能orコンパクト タイプで選ぶ 抱っこひも特集:ベルーナたまひよの内祝い

アイテム詳細

土屋 京子

講談社

グループ:Book

ランキング:69910

価格:¥ 800

発売日:1998-02

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毛沢東の私生活〈上〉 (文春文庫)

カスタマーレビュー

激動の時代を生きた証  (2008-05-23)
ロンドン在住の中国人女性ユン・チアン(張戎)。
清代末期に、軍閥将軍の妾として嫁いだ彼女の祖母、
国民党・共産党の激動の時代を生き抜いた彼女の母、
そして、多感な時期を文革の時代で過ごした筆者。
女三代の中国人の生活を通して、20世紀の中国の
実情をありのままに描いたノンフィクション大作。

もともと、この本の存在は知っていて、中国に
来たならば、読んでおかなきゃなと思っていたところ、
ちょうど去年に新しい筆者の巻頭辞が追加された
改訂新版が発行されて、平積みになっていたので、
買ってあったもの。

中国に来てから、中国を知るための本はいろいろ
読んだけど、一番胸に来たのはこの本。
歴史書で深く書かれない内容まで、身の回りの
出来事として赤裸々に描かれている。

でも、十何億って言う中国人民はそんな時代を乗り越えて
生きているんだよね。80以後世代は別として。

毛沢東が(共産党が?)当初に掲げた理想と
今の中国の実情とのギャップを考えると、
今なお毛沢東を崇拝し、今の指導部も彼の後継としての
位置づけになっていることに違和感を禁じえないね。

筆者が生まれ育ち、その母が今も暮らすのが、
先週の地震の被害のあった四川省成都。
被害を伝える映像、救助隊の進む映像を目の当たりにし、
筆者の両親が共産党の職員として、四川省内を
駆けずり回っていた頃の苦労も偲ばれます。

中巻と並び文革の裏側を抉って鋭い  (2007-02-25)
「誰も知らなかった毛沢東」で激しい毛沢東批判を繰り広げた著者が、自らの一家の激動の歴史と中国の政局の動きを重ねて描いた感動のノンフィクション作品の下巻。上巻が著者の曾祖母、祖母への賛美・追悼小説に終始して第三者が読む価値がほとんど無かったのに比べ、中巻、本巻と上述の「誰も知らなかった毛沢東」で描いた毛沢東の狂気的統治時期と同じ時代を、著者の一家を中心に民衆側から描いた貴重な作品。

本巻では文化大革命の一環として、毛沢東が自分の潜在的敵となり得る知識人、青年層を農村に下放して「思想改造」を行なおうとしたおぞましい有様を、著者の体験を通して描き読む者の心に迫る。農村で著者が見たものは、毛沢東の「大躍進」政策の惨めな失敗。待っていたものは強制労働。著者の心にも、共産主義への疑念が芽生え始める。著者の一家の歴史を刻むという意図もあり、幼かった弟達が次第に逞しく成長する姿も描かれる。著者が、農村に下放された事もあって、他の巻よりも草花などの自然に関する描写も多い。これは単に、農村で働いたという事だけでは無く、著者の視野が毛沢東思想一辺倒ではなく、少しづつ拡がっている事を示唆しているように思える。そして、遂に毛沢東自身への疑念が著者に生じる。江青らの狂気じみた政策(「生産を停止することこそ、まさに革命である」、無知への礼賛etc.)の裏には毛沢東がいるのだと。

祖母が死に、父も政治の矛盾の中で非業の死を遂げる。そして、毛政治の中で何とかバランスを取ってきた周恩来が死に、ついには毛沢東自身が死ぬ。続いて起こる江青ら四人組の追放。現実路線のト小平の復権。著者はイギリス留学の道を勝ち取って明日へと羽ばたく。エンディングにふさわしいシーンであるが、ここに至るまで著者本人を初めとする一家の人々、そして中国民衆の苦労は如何ばかりだったろう。突然の共産主義、文化大革命という嵐の時代を、民衆の視点から描いた感動のノンフィクション。

最高です。  (2007-02-21)
かつての完全な共産支配の中国で、何があったのか、内側からの視点で描かれている。

著者が、共産党の上級幹部を両親に持ち、また、弾圧もされたとあって、
60年代から70年代の中国の実情を、上層部、非弾圧者の双方から描いており、非常に興味深い。

また非常に感動した。
中国のことを知る上で非常に読みやすいし、
また、単なるノンフィクションノベルとしても非常におもしろいと思う。

共産主義という思想  (2005-08-08)
日本の侵略から国民党と共産党の内戦、中華人民共和国の成立、文化大革命に至るまでを著者の家族の親子三代にわたる人生を通して描いたノンフィクション。普通なら省略されるような下(しも)の話などが詳しく書かれているところが印象的。それがこの本にリアリティーを与えている。

著者の父親は、文化大革命の時に、反逆者として訊問を受ける。しかし、それに屈しない父親の態度には感服させられる。たとえ精神病になっても、あくまで自分の信念を貫こうとする態度は、なんともすがすがしい。

広く深い知識、そしてそこから生じる明確な見識を持った父親と、無知で政治に右往左往する農民が対照的である。やはり、人間には多くの知識が必要なのだろう。それがあって初めて信念に忠実に生きられる。ある作家が書いていたが、「本当の勇気とは、言葉をたくさん知っている人間が持てる」と言う言葉を実感する。

共産主義は左翼の一形態だが、人間をひとつの思想で統一しようとする点では極右も左翼も同じ。共産主義は建前はすばらしいが、この本によれば、毛沢東もわりと贅沢な暮らしをしていたようだ。そこには、上の階級のものが庶民から搾取すると言う構造があり、それは資本主義と変わらない。

また、この本からは、人間をひとつの思想で縛ることの恐ろしさが分かる。そういう集団は、たやすく支配者の意のままに操られてしまうのである。思想・人格・生き方など、人間の多様性を受け入れてこそ真の人間らしい社会になるのだ…としみじみ思った。

感動の大河ドラマ!必読です  (2005-02-15)
 なぜか日本では欧米のものに比べて中国小説が少ないとかねてから不満に思っていた。最近では「上海ベイビー」のヒットなどで以前より注目されるようになってきた中国小説ではあるが、まだまだ欲求不満気味である。しかしそう言いながらなぜかこの大ベストセラー小説はここに至るまで手にとらずにきてしまった。理由はただひとつ。あまりに長く重そうな小説でついつい後回しにしてしまっていたのだ。満を持して手にとったらもうすっかり引き込まれてしまった。
 作者の祖母、母、そして作者の三代に渡り清朝の崩壊、日中戦争、共産党国家擁立から文化大革命という激動の時代を生き抜いた女性のドキュメンタリーである。広大な土地、膨大な人口。平和な時代にあっても中国に生きることはわれわれ日本人よりはるかにエネルギーを要しそうなのに激動の時代においては並大抵の生命力では生き抜いてはいけなかった。
 共産党幹部の父母を持ち、特権階級の恩恵を受けながら文化革命以降一転して苦難の青春時代を送る事になった作者。連日「批判」され暴行される両親を目の当たりにし、自身も辺境の農村へ送られ身体を壊してしまう。人生の最も多感な時期に煉獄の日々を送ることになった作者は、決して自暴自棄になることなくたくましく生き抜き、クモの糸のような頼りないチャンスの兆しを必死に掴み取るのであった。苦難の中にありながら作者の女性らしいやさしさ、美しい物を愛でる気持ちなどが随所にあらわされ、心を打つ。

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