講談社
グループ:Book
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価格:¥ 680
発売日:1998-04
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カスタマーレビュー ![]()
親父曰く「何故?あのヨーコが?…」
(2008-02-24)
この本、ほかの人々のレビューで語り尽くされた感じなので、30年程前に俺の親父が夕食時、ボソッと言ったことを書き込んでおく「何故、あのヨーコが、ビートルズの低俗なチンピラなんかと…」当時、既にジョンのマニアであった高一の俺は、昭和一桁生まれの親父がその名を口にしたことに、又、世界中のビートルズ・マニアの多くが憂いている事と逆の言葉を発した事に「へェッ?!」と不用意な声を出してしまった。………親父は地方の大学で英文学の研究をしていたのだが、「その道では、“二人のヨーコ”のひとりとして日本人の女流英文詩人の草分け的存在なのだ」と語っていた。多分に洩れず俺は、ヨーコ・オノについて「ジョンにへばりついて、奇声を発したり、怪しげな事をやらかすクドイ顔のタレヂチおばさん」という認識だったのだが、その事を境に“ヨーコ・オノ”に対しニュートラルな捉えかたができる様になり、ビートルズの後期以降のヨーコをヒロインとする楽曲を楽しめるようになった。………しかし、当時、自分を含む多くのビートルズファンがこの本を手に入れていたなら…もっと彼女を敬意をもって受け入れる事が出来たに違いない。………『グレープフルーツ』のオリジナルは、掲載作品は多いが、写真もなく素っ気なく敷居が高いので、本書を誰でも楽しめるように編集、翻訳した、南風椎氏の功績は大きい。願わくばハードカバー版を復活させて欲しい!誰かにプレゼントしたい本のBest3の一つ!!本当に美しい内容だ!
素敵な時間
(2008-02-03)
素敵な時間をもたらしてくれました。
かしこまって読み始めたものの、そこに身をゆだねてみると、
何か自分の中で変化が起こってくるような感覚。
手を差し伸べてくれるわけでも支えになってくれるわけでもないのだけど、
読みながら、いつもとは違うドアや自分自身へのドアをあけていくような快感。
素敵な本ですね。
私も捨てられてません。
自分でドアを見つけられるようになったら捨てられるかな、
と思いました。
次こそ燃やすぞ
(2007-10-18)
初読したとき、やっぱり燃やせなかった。
それ以来、本棚に置いては、何度か取り出して読んでみている本です。一つ一つのオノ・ヨーコの文章を、身体に染み入らせるように。
でも本当は、そういう読み方じゃいけない。
一つ一つ、本当に身体で読む本なのだろうな。
だから
今度読んだとき
最後まで進んだら
この本を燃やそう
心が透明になっていく本。
とても心地よい本。
風景、静物、生き物、そして波紋。
(2006-12-13)
広島の現代美術館で、オノヨーコ展が開催された時に、売店で買いました。
すべて命令形で書かれた詩と、33人の写真家とのコラボ。
なぜ、命令形か?
(彼女の作品を鑑賞して思ったんですが)それは受け手が作品にかかわることで変化する、なんらかの作用を感じ、行動に移す、意識に反映する、といった行為が、
作者によって期待されているからだと思います。
彼女の作品の多くは、それ自体で独立しているのではなく、受け手に、釘を打つ、スポンジにスポイトで水をたらす、迷路を歩く、といった行為を促すことでなりたっています。
川に石を投げた時の、波紋。そして投げられた石は、水の抵抗ではね、ゆがんだ軌道を描く。
いわば、「ハプニング」。
受け手はなんらかの作用を受け、感化され、それによって作品は違う意味を持ち、あらぬ方向に向かうのではないでしょうか。
だから、命令形。
あなたも想像してみてください。
美しいイメージと言葉の連なりに、惹き込まれてしまう。
(2006-07-22)
想像力をかきたてられる著者の言葉に、美しく、時に幻想的な写真がつけられている本です。
正直なところ、私には、詩や写真を深く楽しむ傾向がありません。
オノ・ヨーコさんの持つ「前衛芸術家」という肩書きにだって、苦手意識しかわかないくらい。
でも、この本だけは、別でした。
たった数列の文字の連なりのはずの言葉には、
心の奥底をひっかかれたようなむずがゆさを感じましたし、
いつもなら味気ないと思うはずの白黒の写真には、
与えられたイメージを膨らませるような、時にはそれを否定されるような、不思議な感覚を得ました。
言葉も写真も、隅々までを眺めて、何度でも読み返したくなってしまう。
例えば雨の続くうっとおしい日、窓際でこの本を読んでみてください。
少し現実を忘れるような、なんだか不思議で心地よい別世界に飛べると思います。
お勧め!




