講談社
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子供だまし
(2008-05-25)
この本は「2倍を4倍にみせかけるインチキ」だといった子供だまし程度のくだらない話
を適当に集め、それに尤もらしい講釈をつけただけの本です。
何も知らない人は、もう少しオーソドックスな事柄、つまり
・グラフから客観的に読み取れることは何か
・どういう問題を分析したい時にはどういうグラフが有効なのか
から勉強されたほうがよいですし、逆に、そこを卒業したという人は
QCの本なり、データーマイニングないしでも勉強したほうが建設的でしょう。
唯一評価できる点は、権威ある出所に名指しで文句をつけているところですが、
それも外国の話ですから…。どれほど「今の日本人」にとって役立つかは?です。
以上を踏まえ星一つとしました。
今や古典なのだろうが
(2008-05-02)
何気なく聞き逃すと、騙されてしまう統計数字を巧みに取り入れた話術。もっともらしい政府発表の数字、聞きかじりを元に記事にされた新聞。われわれの周りには、一歩引いて考えなければならない統計が溢れている。
本書の日本語版初刷は、1968年7月24日である。アメリカの戦後40〜50年代から統計と新聞・雑誌記事から素材を取り解説を加えているが、何ら現在の日本の状況と変わりが無い。
統計により騙されないために、一読が必要と思う。惜しむらくは、本書は統計の入門書を目指していないことだろうか。
「ゆがみ」を探す
(2008-04-20)
めちゃめちゃ面白かったです。
今まで統計学に抱いていたイメージが根本から覆りました。
この本を読むと、統計を使って人を騙すことができるようになります、、、というのはあながち冗談でもなくて、身の回りに溢れている統計データを盲信することで犯してしまうであろう大きな過ちと、その危険性が指摘されています。
「先ず、母集団のサンプリングから疑え」と書かれていますが、統計のデータをそのまま鵜呑みにするのではなく、いつ、誰が、何処で、どのような条件下で、どのような性質をもった集団を対象にサンプリングが行われたのか等を考えることが大切なんですね。
また、正しい数字が使われていても、表やグラフや図などの表記の仕方を工夫すれば、いくらでも自分の意図に適った表記をすることができてしまいます。いくらでもヴィジュアルで誤魔化すことができるのです。
統計データの中から「ゆがみ」を意識的に探し出すこと、そして真実を知ろうとする姿勢が大切なのだということを知りました。
すごく重版されています.
(2007-08-30)
つまり昔から読まれていてこのような本があまりなかったことだと思います.
現在は恵まれていることに,漫画で統計学を説明している本や
統計学の歴史をたどるような本が出ています.
この本の使命である統計学と呼べないようなものの排除はそれらの
本の方が新しいだけに簡潔でわかりやすいかもしれません.
最後の章に述べてある,統計にだまされないための方策が
当然と理解できる人にはこの本は既に古いと思われます.
但し,各章の例示はとてもわかりやすいので,
統計にアレルギーが起きた人には良いかもしれません.
統計によるインチキを解説する古典的名著
(2007-06-17)
統計といえば、解析やデータの抽出などの役に立ち、心理学を初め、諸科学において必須にして基礎となる重要な道具である。
だがしかし、科学のあるところ疑似科学あり。
統計は、ちょちょいと小細工を弄すれば、厳密にはウソではないものの、実質ウソ、というデータをつくる最上の道具にもなる。
近年でいえば「増加する少年犯罪」のグラフなど、警視庁白書から本書の方法を使うことで出来上がる典型的な統計的ウソの好例である。
本書は、その手の統計的まやかしの手法を、これでもかこれでもかと紹介していく古典的名著である。
原著発売から、既に半世紀近く経つが、古い社会観の項はあれど、質的には通用するレベルであり、全体として解説がわかりやすくてよい。おすすめの一冊。




