角川書店
グループ:Book
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価格:¥ 620
発売日:2006-06-08
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カスタマーレビュー ![]()
オススメです
(2008-11-23)
ダン・ブラウンは「ダ・ヴィンチ・コード」で有名になりましたが、同じラングドンシリーズとして書かれたこの第1作目のほうがおもしろいです。かつて科学が宗教を弾圧していた時代があったことなど思いもよらないほど科学が生活に浸透している現代、ヴァチカンを舞台に、科学と宗教の因縁とも言える戦いがミステリアスに始まります。セルン(スイスの研究機関)やイルミナティ、米国からスイスまで1時間で行く飛行機など興味をそそる内容満載。とてもスリルがあって、吸い込まれていくストーリーです。私としてはこちらのほうを映画化すればよかったのにとも思ったのですが、少し考えてすぐに撤回。映画化するには怖すぎる。ホラー映画ではないけど、かなりホラーになりそうです。それにしても、この著者の知識量はすごいですね。
あなた、「ダ・ヴィンチ・コード」の方、先に読んだ人?
(2008-11-09)
私、「ダ・ヴィンチ・コード」を先に読んだ人です。
だいたいみんなそうです。
2つは確かに似ています。
ラングドン教授の連れはインテリの女性だし、捜査機関のボスはいかにもマッチョ。その副官は控えめで、ラングドン教授のプロットと実行犯のプロットが同時進行するのも同じ。
ただ、黒幕だけは違います。
何が違うかって、悪役としての器が。
「ダ・ヴィンチ・コード」の方は、「なんや、お前やったんかい・・・」というとってつけた感じがどうしても否めませんでしたが、本作の黒幕は「そこまでするか!」の大活躍・・・
おっと、ちょっと口が滑ったかも・・・
読んでからのお楽しみですね。
読めばあなたも「ダ・ヴィンチ・コード」より本作のほうが好きになるんじゃなかろうか。
だいたいみんなそうだから・・・
「科学と宗教」の問題
(2008-09-14)
素晴らしい構成とテンポの良い物語の展開で、一気に読ませます。それと何よりも知的な好奇心を大いに満足させてくれます。「ダヴィンチ・コード」よりも、こちらの方が良いのではと思えるほどの素晴らしいミステリーになっています。
事件は、とんでもない研究機関セルンで起こります。
胸に「イルミナティ」の焼き印を押された死体が発見されます。その「イルミナティ」と言う機関の研究者ラングドンが呼び寄せられます。
4人の枢機卿の誘拐と殺人予告、それにセルンから盗み出された反物質による爆破予告が届きます。
ラングドンは、十七世紀の古い詩に込められた暗号を解き、その事件の阻止に動きます。
とにかく、息もつかせぬ展開で、事件は二転三転します。
そして、語られる「科学と宗教」の問題は、今ここまで進んだ科学の社会に生きている者として、非常に考えさせられることが多くあります。
進みすぎた「科学」は、いろいろなところで大きな弊害を引き起こしています。環境問題もそうした大きな問題の一つでしょう。
天使と悪魔とラングドン教授
(2008-07-06)
かつて教会に弾圧された科学者たちが設立した秘密結社「イルミナティ」が
現代によみがえった。
イルミナティがキリスト教界の頂点であるヴァチカンに威力が核燃料の千倍もある反物質を持ち込んだ。
ラングドン教授がいきなり、セルンに"招待"されてX-33で運ばれるシーンから
「おいおい」と思わず突っ込んでしまいました。
セルンが最高の技術者集団というイメージをすんなり持ててつかみはオッケーでした。
科学と宗教の対立という構図がはっきりとしていて話に入りやすい。
上巻ではまだラングドン教授の活躍どころは少ないですが、著者の話に引き込むストーリーテリングはさすがだと思いました。
脱帽・・・。
(2008-02-18)
ここまでの長編なのに、最後の最後までいい意味で期待を裏切り続けてくれる。ミステリーという枠に捉われない、すばらしい作品であると言えます。ある程度、先の読めてしまうミステリーというものも、ある意味では満足感を与えてくれますが、本書はトリックがわかりやすいのに、先を読ませない。いや、敢えて読ませて、裏切る。そんな展開が、前編を通じて繰り広げられるわけですから、「世界を不眠に陥れた」というロジックも納得できます。
また、ルネサンス期のキリスト教芸術の圧倒的な教養、キリスト教と科学の両者が生み出すパラドクスがうまく文章の中に融合され、前述したスピード感、小気味のよいリズム感をともなってしまえば、もう敵なしです。
諸手を挙げて、降参といった印象です。白旗です。
個人的にはダビンチコードよりも、わかりやすく、全体的にスリリングで楽しめました。しかし同じキリスト教を土台にした作品で、完成度はどちらも高いと思うので、あとは好みの問題かとも思います。キリスト教に造詣がないと、少し抵抗があるのかもしれませんが、本書に含まれる、あふれんばかりの薀蓄が、その溝を埋めてくれることも十分に期待できます。
国産のミステリーにも、良さはありますが、ここまでの完成度ともなると、見たことがありません。キリスト教と科学の対決。天地創造とビックバンの矛盾。みどころ満載の対決を、斬新な視点から描いています。一読の価値ありです。




