岩波書店
グループ:Book
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価格:¥ 504
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発売日:2004-08
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重い事実を語る一冊
(2004-11-14)
外に出れば銃撃、けが人も救えない。
ミサイルに身体をバラバラにされた幼児たち。
放置された遺体。 「世界よ 助けて!」
そんな悲痛な叫び声が、聞こえてきそうだ。
わずか70ベ−ジほどの冊子に、とても重い事実が語られている。
バグダッドの西方約60キロ、
ユ−フラテス川の東岸に位置する農業中心の人口30万人の都市・ファル−ジャ。
近年、交通の拠点としても発展してきた。
その街が、今、昨年4月に続く米軍の総攻撃で、
死の街と化しているという。
連日現地から報道される映像に
ちょうど昨日、近くの公民館で聞いた大阪空襲体験者の話、
その中で語られた60年前の大阪の街の姿がだぶった。
もはや悲しみを超えた憎しみ、怒り、復習、屈辱、失望・・・
対話と合意による解決の道筋を、どう見出していくのか。
多様な国民、民族の精神的な心情、文化、宗教、慣習、社会構造を認め合うことこそ、
真の「自由」「民主主義」にとっての前提条件である。
「私たち日本人は今、アメリカ政府の視線からではなく、
イラク人住民たちの視線から、
日本はイラクとどう関わっていくべきかを
再考しなければならない時が来ているように思う。」
と著者が、あとがきで記しているコメントを、今こそ真剣に受け止めたいと思う。
これが、わが国の支援する活動の中身だ
(2004-11-12)
表紙は、子供を米軍に殺されて号泣する老人だ。国の未来を背負うべき子供たちが、クラスター爆弾やミサイルで焼かれている。これは事実で、けっしてプロパガンダなんかではない。
薄いブックレットであり、速読しようと思えば1時間もかからないが、中に書かれているのは、重い現実である。日本政府がこうした活動を維持し、支援しているという事実を、われわれ日本人は深く心に刻み、反省しなくてはならないだろう。




