岩波書店
グループ:Book
ランキング:131606
価格:¥ 504
ポイント:5 pt
発売日:2004-07
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://clubks.com/baby/asin/Books/4000093290/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
なぜ男は暴力を選ぶのか―ドメスティック・バイオレンス理解の初歩 (かもがわブックレット)
DV(ドメスティック・バイオレンス)--殴らずにはいられない男たち (光文社新書 (010))
カスタマーレビュー ![]()
現実的な効果は低い
(2005-08-24)
女性を殴ってしまう加害男性の教育活動がクローズアップされる事が多いが、「いけないと思いつつ、つい殴ってしまう男性」はかなりましな方であり、実際にそういう人たちに対する再教育プログラムには殆ど効果は無い。
そういうところに金を注ぎ込むくらいなら母子家庭などの福祉に金を使った方がよほど現実的だ。
加害者治療への取り組み
(2005-04-12)
DVという言葉は多くの人々が知っているけれども、その実態はどのようなものであろうか。98年5月、東京都が東京都在中の男女約4500人を対象に初の公的なDV調査、「女性に対する暴力調査」を行った。この調査によると3人に1人の女性が身近な男性から暴力を受けたというデータが本書に示されている。このことがDVを夫婦げんか等の個人的な問題としてではなく、社会的問題として捉えるべきことを伝えている。本書は加害者治療への取り組みという視点から書かれている入門書。そのため、被害者側への取り組みやDV法に関してはほとんど言及されていないのが本書の特徴。筆者は加害者治療を行いDV減少に力を尽くし、この分野をリードしてきた。
男性加害者側への取り組みが求められる理由は、被害者支援があるのに加害者男性は何の取り組みもなされなくてよいはずはなく、新たな女性の被害者を減らすため。そして、次世代への暴力連鎖を食い止め、家庭内の子供にも被害を及ぼさないようにすることが求められるから。その筆者が行う加害者プログラムの内容は専門相談、自助グループ、暴力克服ワークショップの3つを柱にしている。詳細なプログラム内容は経験談と伴に本書に示されている。
怒りと暴力はイコールではなく、怒りを暴力につなげることを自らが選択している。だから変化させることが可能である筆者は述べる。そこで、日本に応じたプログラムの採用、専門調査員の教育を主張している。私自身、加害者治療という視点でかかれたものを読んだのは本書が初めて。DVに関する多くの書物が女性被害者の視点から書かれてきたことから、本書を通じて学ぶものが多い。女性にとっても大事な問題なのだが、加害者側に属する多くの男性がより理解すべき問題なのかもしれない。




