岩波書店
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価格:¥ 504
発売日:2003-04
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男女共同参画社会基本法は根本的に間違っている
(2006-02-10)
「男性と女性が社会的・文化的に形成された性別に縛られず、各人の個性に基づいて共同参画する社会の実現を目指す」という趣旨の男女共同参画社会基本法が平成11年に成立した。
この法律は根本的な誤りがある。まず、社会的・文化的に形成された性別というものは、後天的なものなので解消可能であり、解消すべきだという前提がまちがっている。近年、男性と女性は、外見だけでなく、脳・精神の高次機能、行動様式に差があることが科学的に実証されている。出生前後の男性ホルモン(アンドロゲン)の有無が、脳そして行動様式を男女の別に分ける。たとえば、概して男の子の遊びは活発、無鉄砲、粗暴であり、屋外での遊びが多い。女の子の遊びは屋内のままごと遊びが基本だ。サルの場合もヒトと似ている。実験的に、妊娠中の雌ザルにアンドロゲンを注射すると、生まれてきた雌のコザルの遊びパターンが雄型になることが知られている。ヒトの場合は実験をすることはできないが、女子が、副腎過形成というアンドロゲンの異常過形成が生じる病気を発症すると、その女子の遊びパターンが「おてんば」で、男子と同じになることが知られている。このような男女の行動様式の違いが基にあって、人類の長い歴史の中で、世界各地どこでも似たような男女の役割が生まれている。つまり、生物学的性差によって、社会的文化的性別が形成されているのである。前提が間違っているこの法律の施行は、ヒト生態系への悪影響や日本の伝統、文化の破壊などが危惧される。
また、この法律は、社会に出て男性と同じように活躍したいという女性の立場を強調して、家事・育児に生きがいを見出す専業主婦や男性の立場が考慮されていない。過激な性教育など思想背景にも問題がある。
今後、「男女の特性を是認した上で、男女の生物学的機能に差があるのだから、社会的役割に違いのあることは当然であり、それは差別ではない」とする男女平等思想が広まることを期待する。




