光文社
グループ:Book
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価格:¥ 840
発売日:2006-03-23
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カスタマーレビュー ![]()
オルゴールのような人
(2006-05-23)
主人公雪長鋼(はがね)はオルゴール修復師だ。暗い過去のために心の病を患って、愛犬ステラと2人きりで世の中との関わりを避けるようにひっそりと暮らしている。
持ち込まれるオルゴールはアンティークの高価なものから、おもちゃのようなものまでさまざまだが、共通しているのはどのオルゴールにも持ち主の思い入れや思い出が詰まっていることだ。オルゴールの修理を通して、(本人は見たくないのに)見えてくるそれぞれの人生。そして図らずもその依頼主の人生に踏み込んでしまい、オルゴールと共に彼らの心も癒していく。
主人公はオルゴールのように繊細でもろい青年。自分が傷ついているからこそ人の痛みも理解できるし、思いやりも持てるのだ。そのことに本人が気づいていくところが、この小説の読みどころだろう。レストアは魂のレストアもするのだ。(自分の魂も含めて)
誰か私にオルゴールを買って!な〜んて
(2006-04-05)
わざと壊して雪永鋼さんに直してもらったりとか(怒られそうだ)。あと、小樽のオルゴール堂とかそういうところで読んでみたかったり(うるさいかな?)。
どうも「新宿少年探偵団」と「ミステリなふたり」しか読んでいなかったので、ああこういうしっとりものも描けるんだなと、ファンの方からは怒られそうなことを考えました・・・本当に真面目な主人公で、それが「オルゴール」というこれも繊細なイメージとぴったり。本を読むというより、「物語を聴く」というほうがいいかも知れません。考えてみたら、北森さんの骨董品等の探偵とか、京極さんの古本屋の探偵とか、ちょっと違うところではどなたかの作品で絵画修復師とかあったような気がしますが、オルゴール修復師っていうのはありそうでなかったんだなと(私が読んでないだけか?)。




